ルール 9 子音2個 vs サイレント E は子音2個の勝ち
母音の後ろに子音が2つ続いて、かつサイレント E がある時は?
フォニックスルール3 では 『 母音の後ろに子音が2つ続く時はその母音を短く発音する 』
フォニックスルール5 では 『 サイレント E がある場合は最初の母音を長く発音する 』
と習いました。 では、母音の後ろに子音が2つ続いて、かつサイレント E がある場合は、その母音は短く発音するのでしょうか? 長く発音するのでしょうか?
例えば、 prince という単語を見てみましょう。
ステップ1: 母音を探しましょう。
prince の中にある母音は i と e ですね。 e は単語の最後にあるのでサイレント E です。
ステップ2: 母音の後ろにくる子音を確認しましょう。
prince の中で i の後ろにくる子音は n と c のふたつです。
サイレント E がありますが、子音がふたつ続いているので、 i は長く 「アイ」 のように発音するのではなく、短く発音します。
次の単語はこのフォニックスルールが当てはまる単語の一例です。
dance, fence, glance, single, plunge
このルールの例外
母音の後ろに子音が2つ+サイレント E でも、母音を長く読む組み合わせがあります。
それは ange です。
change や range のように ange で単語が終わる場合は、 a を長く 「エイ」 のように発音します。
prince の n をとって price にすると、 i に続く子音がひとつになるので、サイレント E ルールが効いて 「 pr + アイ + ce 」 のように母音の i が長く発音されますね。
フォニックスルール、とっても面白いです!