ルール 19 dge で終わる単語の発音ルール

dge で終わる単語のフォニックスルール ( Phonics Rule )

今回ご紹介するのは「 dge で終わる単語 」にあてはまるフォニックスルールです!

No. 19 のルールは 2 つあります。

フォニックスルール No. 19

1. dge で終わる単語の、dge の直前の母音は短く発音する
2. dge の部分は j の音になる

それぞれのルールについて見ていきましょう!

dge で終わる単語の、dge の直前の母音は短く発音する

今まで、単語の中の母音を、長母音として発音するか、短母音として発音するかを見極めるフォニックスルールをいろいろ取り上げてきました。

dge で終わる単語ということで、ターゲットとなる単語数は少ないですが、他のルールを当てはめてみたりしなくて良いので、覚えておくと便利です。


例えば、 bridge (橋) という単語を見てみましょう。

bridge は dge で終わる単語なので、dge と同じ音節内にある dge の前の i は長母音 (long vowel) の 「アイ」 という音ではなく、短母音 (short vowel) の 「イ」 というような音で発音されます。

フォニックスルール 19-1 フォニックスルール 凡例

他にこのルールがあてはまる単語には以下のようなものがあります。
badge(バッジ), fridge(冷蔵庫), lodge(ロッジ), fudge(ファッジ), judge(裁判官・審判)


また、 dge はで終わる単語ということで、発音しない e で終わっていますが 「 ルール 5 : サイレント E がある場合は最初の母音を長く発音する 」のフォニックスルールより、今回のルールのほうが強くなります。

dge はサイレント e の例外として、こちらのルールで覚えてしまってくださいね!

dge の部分は j の音になる

前の母音が短く発音されることはわかりましたが、dge の部分はどのように発音されるのでしょうか?

dge の部分は d と e が発音されず、 g の部分は 「 ルール8: レインボー J ルール - g の発音が j になる 」 があてはまり j の音になります。

j の音は強引にカタカナで書くと、勢いのある「ジュ」というような音です。

ですので、j から始まる judge の発音記号を見ると、辞書にもよりますが /jəj/ や /dʒʌdʒ/ など、j の音が u の短母音の音を挟むような形になっています。


dge で終わる知らない単語を発音してみよう!

dge の直前の母音は短く発音して、dge 自体は j の音で発音するとわかっていれば dge で終わる知らない単語も予測して発音できます。

例えば zedge というような、意味のわからない単語に出会ったとします。

dge で終わっているので e は「イー」ではなく「エ」のような感じで短く読み、dge は j の音なので、なんとなくカタカナで書くと「 ゼッジ 」のような感じで発音するはず、ってわかりますね!

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